使用方法
漢方資剤使用方法
病害虫発生時は早めの対応を
病害虫発生時は初期の防除
病害虫も人間と同じで成長すれば防御機能も強くなります
初期に対応する防除剤を散布してください
病害虫発生時は様子をみて3日に1回程度散布が必要になります
害虫は成長すれば自分を守るために表皮も厚くなり油脂も多くなります
また、夜行性であったり、葉の間や付け根、新芽の中、土中などに潜んでいる害虫も多く
散布時間を考慮したり、全体にかかるようにたっぷり散布する必要がある場合があります
病害虫が発生した時には適した展着剤を併用すると効果的です
葉や茎に寄生する病気も害虫も表面に油を持っています
水滴が玉になり流れてしまう場合がありますので適した展着剤の併用により全体にかかるようになります
資剤の散布回数の削減にもなります
展着剤には、拡散性・固着性・浸透性・有機対応などいろいろありますので作物・病害虫の種類だけでなく栽培方法にも適した展着剤をお選びください
苗の防除に併用したところ、精油に合わない展着剤が1種会員さんから報告がありました他にはありませんが1度テストしてからご使用いただけると安心かと思います
漢方肥料の施肥・肥料設計の参考
肥料設計の参考にしてください
施設栽培の場合(特に果菜類は)
全量F-5
肥料・土壌改良両方に効果があります
種本来の味を引き出し旨味も増し、日持ちも良くなります
経費を抑えた施肥
1.全面にBNK-009畝にF-5施肥
有機栽培の場合 全面に漢熟M畝にF-5施肥
2.BNK-009+漢熟M(10袋/10a)
通常の堆肥の変わりに漢熟Mを施肥
窒素分はBNK-009で調整
必要なミナラルを追加
露地栽培の場合 全量F-5
施設栽培と同じ効果がありますが、
露地栽培の場合施設栽培(特に果菜類)に比べ回転は速いですが収穫物の単価が低いため経費に見合う作物に限る必要があると考えます
露地栽培は経費を抑えて
1.BNK-009+漢熟M(10袋/10a)
通常の堆肥の変わりに漢熟Mを施肥
窒素分はBNK-009で調整
必要なミナラルを追加
2.BNK-009(10袋/10a)
必要なミネラルを追加
露地有機栽培の場合
1.漢熟M(10袋/10a)+有機質肥料(十分発酵したもの)
必要なミナラルを追加
BNK-009と漢熟Mとの違い
(川などの汚泥ではなくビール工場内の汚泥)
ペレット状ですので振りやすい
肥効は緩やかで施肥後4日くらいから効果が現れ60日程度の肥効が期待できます
化成肥料との併用では、化成肥料を2~5割程度の減肥が期待できます
漢熟 M 有機栽培に適した肥料です
肥効は早く効果が表れます
土づくりに10袋150kgで堆肥1トン程度と同じ効果が期待できます
使用方法
漢方生薬か精油いずれか1種類で可能では?
病害虫回避効果は精油の方がありますが揮発性ですので持続させるには漢方生薬
との併用をお勧めします
また、漢方生薬の成分には、
ビタミン・アミノ酸・植物ホルモンなど成長のために必要な成分が含まれて
おり丈夫な植物を育て(自然治癒力・免疫力)を高めることができます
漢方資剤の基本希釈倍率は
漢方生薬 AM-26S・MK-ⅢS・AK-16S・BK-5S・K-3S
発生抑制 1000倍 病害虫発生時 300~500倍
精油 GO-S・GI-S・DN-S・KG-S・UD-S
発生抑制 1000~2000倍 病害虫発生時期 1000倍
発生時 500倍
使用1年目は予防も1000倍希釈をお勧めします
WGO-S・WGI-S・WDN-S・WKG-S・WUD-S
発生抑制 2000~4000倍 病害虫発生時期 2000倍
発生時 1000倍
使用1年目は予防も2000倍希釈をお勧めします
微生物剤 漢方バイオエキス・M-10
通常 1000倍 効果を上げたい時 500倍
散布回数
予防散布の場合通常、お勧めは1週1回(病害虫特に害虫は新芽・新葉につきやすく新芽・新葉は5~7日程度で展開されます)
病害の発生が見られた場合、3日に1回程度様子みて散布(希釈倍率調整)
資剤の選択
本来の考え方からすれば健康に丈夫に育て自然治癒力・免疫力つけて病害虫
発生しやすい時期から回避剤を使用することがいいと思いますが
病害虫発生にはいろいろな原因があり特に無農薬・減農薬に切り替え時には
病害虫予防を中心に考えた方がいいと考えます
施設栽培と露地栽培は別に考える
お勧め散布資剤
施設栽培
1.資剤 AK-16S+GO-S(WGO-S)+UD-S(WUD-S)
AM-26S+GO-S(WGO-S)+UD-S(WUD-S)
2.資剤 AK-16S+GO-S(WGO-S)・・害虫予防
AM-26S+UD-S(WUD-S)・・健全と病害予防
*1・2のいずれか交互に隔週1回散布
病害虫発生を見極め発生時(初期)に対応病害虫回避剤を散布
露地栽培
1.葉物など短い作型の場合
害虫予防を主に散布し病害・害虫の発生時は対応病害虫回避剤に切り替え散布
資剤 1.AK-16S+GO-S(WGO-S)
2.K-3S+GO-S(WGO-S)
*K-3は肌の弱い人はひりひりしますので変わりに
AK―16Sをご使用ください
*1・2いずれか1週1回散布
病害虫発生を見極め発生時(初期)に対応病害虫回避剤を散布
果樹・成り物の場合
資剤 1.AK-16S(K-3S)+GO-S(WGO-S)+UD-S(WUD-S)
2.AM-26S+GO-S(WGO-S)+UD-S(WUD-S)
*1・2を交互に隔週1回散布
*K-3は肌の弱い人はひりひりしますのでAK―16Sをご使用ください
病害虫発生を見極め発生時(初期)に対応病害虫回避剤を散布